文化・芸術

2014年10月18日 (土)

●聖フランチェスコ大聖堂…!!

◎聖フランチェスコ大聖堂の上堂内部。両側の壁にジョットによる聖フランチェスコの生涯を描いたフレスコ画がある。天井の、蒼穹を模した青い色彩が鮮烈である。◎聖フランチェスコ大聖堂の外観。この地で産出する石材が薄いピンク色であるため、建物も同様の色だ。アッシジの旧市街は民家も同様の石材でつくられている
◎聖フランチェスコの生涯…昇天して、天の軍勢に魂を迎えられた聖フランチェスコ◎「スチュワーデス物語-第22回[さようなら]」より…ローマで待つ新藤真理子(片平なぎさ)と挙式をする予定だった村沢(風間杜夫)は、挙式する教会の絵を見ているうちに、「愛からは何でもうまれるが、憎しみからは何も生まれない」ということに気付き結婚の撤回を願い出る場面。
◎聖フランチェスコ大聖堂-[巡礼地に建つ、アッシジの聖人を祀る大聖堂]
・アッシジの聖フランチェスコは12~13世紀の聖人で、「もうひとりのキリスト」と呼ばれるほどの、聖者のなかの聖者である。若い頃は放埒(ほうらつ)な青年であったが、戦争で捕虜となり、大病を患うという苦難を機に宗教的回心を体験、福音書に記されたイエスの生き方を模範として、祈りと奉仕の生涯を送ることを決意する。1209年頃、ローマで教皇インノケンティウス3世から修道会の認可を受けて発足させたのが「フランチェスコ会 」である。これは修道士が托鉢のみを糧として、極貧のうちに手仕事で生計を立てつつキリストの福音を説いて各地を巡るという、文字どおりの「托鉢修道会」であった。彼の生誕地であるアッシジは、イタリア中部のスパジオ山の斜面にあり、古代ローマの時代から栄えた街だが、現在はこの聖人の遺体を安置した聖フランチェスコ大聖堂を擁するイタリア屈指の巡礼地として知られている。大聖堂は1228年から25年の歳月をかけて建立された。山の斜面に建てられているため、上下2段からなる独特の構造を採用している。上堂がゴシック様式、下堂がロマネスク様式という祈衷式だ。上堂には、ジョットの手になる聖フランチェスコの生涯を描いた28枚のフレスコ画がある。特に《小鳥に話しかける聖フランチェスコ》は、広く知られている作品だ。
《平和を求める祈り》……[アッシジの聖フランチェスコのつくった平和祈願の祈り]
主よ 私をあなたの平和の道具としてお使い下さい
憎しみのあるところに愛を
いさかいのあるところにゆるしを
分裂のあるところに一致を
疑惑のあるところに信仰を
誤っているところに真理を
絶望のあるところに希望を
闇に光りを
悲しみのあるところによろこびをもたらすものとして下さい
慰められるよりは慰めることを
理解されるよりは理解することを
愛されるよりは愛することを
わたしが求めますように
わたしたちは与えるから受け
ゆるすからゆるされ
自分を捨てて死に
永遠の命をいただくのですから
アーメン

2013年9月 7日 (土)

●ネコと聖母マリアの受胎告知!!…①

《フェデリコ・バロッチの「受胎告知」と猫》《フェデリコ・バロッチの「受胎告知」の猫》…拡大
《ルーベンス「受胎告知」と猫》《ルーベンス「受胎告知」と猫》…拡大
†9月8日はカトリックや正教会にとって大変重要な聖母の祝日で聖母マリアが神の母となられる為に誕生した日です。これにちなんで猫と聖母の受胎の関係を探っていきます。
◎フェデリコ・バロッチ「受胎告知」と猫
・16世紀イタリアの画家フェデリコ・バロッチ(Federico Barocci)/1526-1612)による宗教画「受胎告知」から見て行く。フェデリコ・バロッチの作品はヴェネツィア派の流れをくむ豊かで明瞭な色彩を特徴とし、バロック様式の先駆的存在として「ルーベンス」にも影響を与えた。フェデリコ・バロッチ「受胎告知」には、ご覧の通り左下の隅で丸くなって眠る可愛いネコが描かれている。天使ガブリエルから突然のお告げを受けて驚く聖母マリアをよそに、我関せずとばかりにすやすやと熟睡する様子は、猫ながらなかなかの大物感を見せつけている。
◎ルーベンス「受胎告知」と猫
・ルーベンス「受胎告知」に登場する猫をご紹介。ルーベンスは何点かの「受胎告知」作品を残しているが、そのうちネコが登場するのはアントワープ(アントウェルペン)のルーベンスハイム(ルーベンスの家)美術館に所蔵されている作品。天上から降臨した天使ガブリエルと、戸惑いを隠せない聖母マリア。そしてその足元には、聖書の重要な場面の中で、泰然自若とした一匹のネコが丸くなって寝息を立てている。

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