映画・テレビ

2015年3月 1日 (日)

●旧約聖書・出エジプト記をモチーフにした映画『十戒』について!!

◎映画『十戒』…1956年米/監督:セシル・B・デミル/主演:チャールトン・へストン他…◎映画『十戒』より~/預言者モーゼを演じるチャールトン・へストン。クライマックスシーンの紅海が割れる有名なシーン。
†『十戒(The Ten Commandments,1959年米)』
・歴史映画であり、「旧約聖書」の「出エジプト記」を原作制作されたスペクタクル史劇大作。70ミリカメラは当時は珍しくはじめての撮影であり、制作,監督はセシル・B・デミルで最後の映画作品となる。出演はチャールトン・へストン,ユル・ブリンナーほか。「旧約聖書」に書かれている預言者モーゼがエジプトの奴隷階級にあるユダヤの民を引き連れエジプトを脱出。紅海が割れ、その中をモーゼなど出エジプト(ユダヤ,ヘブライ人)の民が海の中を進めクライマックスシーンは見る者を魅了する。
◎ストーリー…ヘブライ人がエジプトの奴隷とされていた時代、一人のヘブライ人の男の子が生まれる。ファラオは救世主の誕生を恐れた為、ヘブライ人の男の幼児をすべて殺すように命令する。難を逃れる為、その子は籠に入れられ、ナイル川に流されたが、沐浴していたエジプトの王女べシアに拾われる。べシアはその子をモーゼと名付け、自分の子として育てる。モーゼは武運に優れ知恵のある立派な青年に育ち、王からもその優秀さを認められつつあった。だが王子のラメセスに出生の秘密を知られ砂漠に追放される。放浪の末に彼はシナイ山の麓にたどり着き、そこで羊飼い達に救われた。彼は族長のジェスロから仲間として認められ、7人姉妹の長女・セファラを妻として新たな生活を始める。そんなある日、ヨシュアが尋ねてきてエジプトに戻り民に自由を与えて欲しいと語る。そしてモーゼは山の頂に不思議な光を見た。山を登っていくと彼は光の中から神の声を聴く。モーゼは、汝はヘブライ人をエジプトより導き出すように神からの啓示を受けた。モーゼはエジプトに戻り、王となっていたラメセスとネフテリの前に現れてヘブライ人を解放するように求めるが、認めようとしない。モーゼは神から十の災いがエジプトを襲うと警告し、その言葉通り国土は次々に災禍に襲われ、ラメセスは頑なとして首を縦に振らなかった。しかし最後の災い家の玄関の柱の門に子羊の血を塗らない家は人と家畜のすべての初子を殺す。玄関に血が塗られている家だけは過ぎこして行く(過ぎ越し祭の原典)。やがてエジプト全土に広がり、ラメセスの息子までもが死の淵に立たされる。遂にヘブライ人は出て行くがよいとラメセスは言った。翌朝、ヨシュアに導かれて大勢のヘブライ人達がモーゼの前に集まり、共にエジプトを旅立つ。しかしラメセスの息子が死に、愛する我が子を失ったラメセスは、エジプト軍を引き連れて攻撃に出て、紅海の手前までヘブライ人達を追い詰める。しかしモーゼが神に祈ると、神は火の柱でラメセスの軍の進攻を妨げ、その後紅海を二つに割り、エジプトを出たヘブライ人達をその海の中に出来た廻廊を歩かせて対岸まで逃れさせた。暫くして火の柱が消え、道が開けたエジプト軍がヘブライ人を追って、紅海の中に出来た廻廊を進むと、モーゼは再び神に祈りを捧げ、今度は廻廊が海に戻り、あっと言う間にそこは海の中となってラメセスの軍は彼だけを残して波間に消えていった。ラメセスはネフテリのもとに戻り、彼の神こそ真実の神だと語る。その後、モーゼは四十日間シナイ山に籠り、やがて光は岩に人間が犯してはならない十の戒めを刻んでいって、そしてその十戒を神から授かった。一方その間にヘブライ人達は神に対する信仰を忘れ、金の子牛に対する偶像崇拝を始めて享楽に耽っていた。山を下りてその有様を見たモーゼは神の怒りを知れと、その十戒を刻んだ石板を金の子牛像に投げ入れると大地が割れ火が燃え盛り、罪深き人々はその割れた大地の間に落ちていった。神は怒り、ヘブライ人に罰を与え、彼らを四十年に渡って荒野をさまよわせた。やがてヨルダン河のほとりのネボの山麓にたどり着いた。ここでモーゼはヨシュアを後継者として杖を与え、妻セファラに別れを告げヨルダン河と約束の他カナンを目指す彼らを後にして、神の前に行くべくただ一人ネボの山を登っていった。……*一部ウィキペディア引用
◎『十戒』の刻印の内容…
モーゼは山頂で神の言葉をまった。「主よ!民をここへ導き、主の戒律をさずけよう。…どうぞ、お言葉を…」すると、雷鳥とともにあらゆる場所から光が集まり、火柱が宙に浮かんだ。神はモーゼの立つ岩に向けて火を放った。「十戒」を刻印したのである。
一、我は汝の神ヤーウェ、汝をエジプトから導いた者、我の外何ものも神とするなかれ
二、汝自らの為に偶像を作って拝み仕えるなかれ
三、汝の神ヤーウェの名をみだりに唱えるなかれ
四、安息日をおぼえてこれを聖くせよ
五、汝の父母を敬え
六、汝殺すなかれ
七、汝姦淫するなかれ
八、汝盗むなかれ
九、汝隣人に対して偽りの証をするなかれ
十、汝隣人の家に欲を出すなかれ
★次回は、リドリー・スコット監督作品・映画『エクソダス―神と王』について~!

2014年10月17日 (金)

●聖フランチェスコ(大聖堂)・ジョットがいなければあの名作「スチュワーデス物語」は存在しなかった!…

「スチュワーデス物語」…1983年10月~1984年3月迄TBSで火曜日(20:00~20:54)放送。計22回(+総集編)/出演:堀ちえみ,風間杜夫,片平なぎさほか「磔刑」…ジョット・ディ・ボントーネ/1304~1306年頃-ルネサンスの先駆けとなったジョットの壁画。
「聖フランチェスコ」…壊れかけた教会の祭壇に置かれたキリストの磔刑像にひざまつく聖フランチェスコ「小鳥に話しかける聖フランチェスコ」
★名作ドラマにはいつまでも心に残る思い出の場面(シーン)やメッセージ(セリフ)、主題歌などがあります。又アイテムやロケ地だったり。ドラマには「聖画」や「聖具(アイテム)」、教会や大聖堂といった建物も数多くあり、キリスト教(聖書)的なセリフや主題歌などがちりばめられていて数多く存在します。今回ご紹介したい名作ドラマは今から約30年前にTBS系で放送された大映ドラマ「スチュワーデス物語」です。
◎「スチュワーデス物語」は1983年10月~1984年3月までTBS系で放送されました。物語はJAL日本航空のスチュワーデス訓練生を描いたもの。主役の堀ちえみ演じる役柄松本千秋は「ドジでのろまなカメ!」というスチュワーデス訓練生の設定。スチュワーデス訓練生の松本千秋(堀ちえみ)は日本航空のパイロットだった父を持ち高校卒業後にスチュワーデス採用試験を受験し訓練生になるというところからスタートします。スチュワーデス物語の中では落ちこぼれ訓練生の松本千秋が、3ヶ月に渡る厳しい訓練を受けて一人前のスチュワーデスとして成長する過程を描く。スチュワーデス訓練の中で村沢教官(風間杜夫)との恋愛や元婚約者、継父による嫌がらせ、同じ訓練生「くれない寮」に住む訓練仲間とのふれあい、友情など。日本航空全面協力のもと計22回(+総集編)の放送。ロケ地は国内だけでなく、海外の日本航空の就航地でも行なわれ、羽田空港のスチュワーデス訓練センター、成田空港のオペレーションセンター、海外はイタリア、フランスなどのロケ地がスチュワーデス物語を更に盛り上げました。
◎「スチュワーデス物語-第22回-[さようなら]…スチュワーデス物語の最終回。この最終回でイタリアの有名な聖地であるアッシジがロケ地として登場します。イタリア-アッシジといえばかの有名な聖人「聖フランチェスコ」。ドラマでは聖フランチェスコ大聖堂に描かれたジョット作の聖フランチェスコや磔刑像のキリストの聖画が出てきます。[あらすじ]…イタリア・スポレート。村沢浩はBMWの乗用車を運転し、真理子の待つサンフランチェスコ大聖堂へ。
真理子:「浩。約束通りアッシジ入りしたのね!さすがにあたしを殺すことはできないみたい。」浩:「結婚式の前にどうしても見たいものがある。ジョットの絵だ!」*大聖堂の入り口へ入り天井を見上げる浩。少しずつ進みながらまずキリストの磔刑の聖画。周りに天使と聖人がキリストの磔刑に足元にひれ伏した状態の聖画が現れる。次に小さい祭壇のキリスト磔刑像にひざまつく聖フランチェスコの聖画。最後は小鳥と話しをする聖フランチェスコの聖画。浩:「絵に描かれたキリストやサンフランチェスコの一生を見ているとはっきりと分かるね。人間にとって一番大事なものは愛!愛だって事が。」
真理子:「それがどうしたって言うの!私達と何の関係があるって言うの!」 浩:俺達は愛し合っていない。愛し合っていない二人がこんな美しい教会で結婚していいのか?…俺には出来ない。とてもそんな気になれないよ。真理子:「浩。今更何を言うの。あたしはウェディングドレスを着てるのよ!この格好のまま死ねって言うの!」
浩:真理子、この両手をスキー事故で奪ったのは俺だ。その罪は一生かけて償う。しかし、結婚だけは出来ない。愛し合っていない二人が一緒に暮らしたってただ憎しみあうだけだ。絶対幸せにはなれないからな! 真理子:そんな事初めからわかっていたわ。結婚式の前になって言いだすなんてあなたも卑怯な男ね。許せない。
浩:殴って気がすむならいくらでも殴ってくれ。 真理子:ええ!殴ってやるわ。あなたなんか殺してやりたいほど憎いし。それにあたしの手金属製の義手よ。いくらあなたを殴ったって少しも痛くないわ。 浩:真理子。愛!愛からは何でもうまれる。しかし、憎しみ!憎しみからは何もうまれないぞ。何も!…真理子、どうしてやめた!
真理子:疲れたのよ。あなたを憎む事に。いくら憎んだってこの手は戻らないしただ疲れるだけ。六年間もあなたを憎み続けて来てもうヘトヘトに疲れたのよ。 浩:真理子。
真理子:あたしってバカね。我ながら愛想がつきたわ。そのうえ、松本千秋はあなたと結婚しないって言うし、あの子からあなたを取り上げる楽しみもなくなっちゃった。あたし何だか気が抜けてがっくりよ!もうあなたを追いかける理由は何もない。浩、あなたを解放してあげる。好きなように生きていったら。あたしも一人で好きなように生きていくから。 浩:真理子。
真理子:さわらないで!新藤真理子はね、一人で生きていくと言ったら一人で生きて生ける女なの。誰の情けも助けもいらない。自分の力で新しい楽しい人生を見つけてやるわ。
…ここまでがイタリア・アッシジのロケ地場面になるが、一瞬「スチュワーデス物語」を忘れて別のドキュメンタリーや世界遺産のようなドラマを見ているような神秘的なもので見るものを魅了するぐらい見入ってしまう。TSUTAYAでレンタルDVDで視聴してみて下さい。
◎スチュワーデス物語…放送時間:1983年10月18日~1984年3月27日
放送日時:火曜日(20:00~20:54)
原作:深田祐介
脚本:増村保造
主題歌:麻倉未希「WHAT A FEELING(フラッシュダンス)」
放送局:TBS
出演:堀ちえみ、風間杜夫、片平なぎさ…

2014年8月15日 (金)

●「かぐや姫」のモデルは実は「聖母マリア」だった…!!

《聖母マリアの被昇天》…アントワープ大聖堂(聖母大聖堂)-ルーベンス作/1625-26《かぐや姫の物語》…高畑勲監督/スタジオジブリ/2013年
◎日本の昔話に「竹取物語」という話しがある。実は以外と「かぐや姫」と「聖母マリア」には、共通点が多い事に驚く。まずは「竹取物語」だが、あらすじとしては、たくさんの男性からプロポーズされるのだが、すべて断って独身を通した。そして、最後は満月の日に天に昇ってしまう。この日付が8月15日。一方、「聖母マリア」だが男性との介入はなく単身であったマリアは聖霊によって神の子(イエス・キリスト)を宿す。後にマリアにはダビデの末裔であるヨセフと大天使ガブリエルの導きにより結婚することとなる。マリアの最後は大天使ミカエルとイエス、12使徒に囲まれ魂と肉体は天使たちにより天へと「被昇天」していく。この被昇天の日付も8月15日と共通している。*詳しくはカテゴリー「聖母マリアの伝説-聖母被昇天」を参照の事。ペルシャでは聖母マリアのことを「光り輝く姫」と呼んでいた。そのネストリウスのキリスト教は中国に入り「景教」と呼ばれていましたが、「景」という字は「光り輝く」という意味です。これが東に移っていく途中、ペルシャ辺りで、マリア様が天にあげられた8月15日に、亡くなった人々を天国に連れて行ってもらおうと死者の霊魂を一つの灯りに託して川に流す事が行われました。それは日本まで入ってきて、9世紀、弘法大師「空海」が中国(当時は唐)に渡り、景教のお寺でも学んでいた。一説に空海あたりがマリア様の被昇天を天にあげられたということを日本流に伝えるためにそれが末永く語り継がれるように、「かぐや姫」という物語を創作したのではないかと思う。かぐや姫は、何百年に渡って語り継がれてきました。実は、そこに聖母の被昇天への信仰が込められていたのです。先祖の人々は、かぐや姫が聖母とは知らずに話しの中にそれをしっかり刻み込んで伝えてきました。聖母への憧れは形を変え日本で生き続けてきたのです。もう一度「竹取物語」を呼んでみてください。聖母マリアがちりばめられているのに気づくはずです。

2014年6月 8日 (日)

●映画「ノア約束の舟」…<世界のはじまり>を背負った男が方舟に乗せたのは希望か?絶望か?

◎映画「ノア約束の舟」…出演/ノア-(ラッセル・クロウ),ノアの妻-(ジェニファー・コネリー,ノアの養女-(エマ・ワトソン)◎希望を託した方舟
†今現在、この世は混沌とした、人類かつてない異常気象や経済の不安定、さらにテロや毎日戦争に怯えながら日々生活を送っている国々もある。そんな世界に私たちは日々生活している。今回、6/13日全国の映画館で「ノア約束の舟」が公開される。今何故、このタイミングなのか?何かのメッセージなのか?人類には、希望か?絶望か?……
ノアの方舟=映画「ノア約束の舟」……
◎映画「ノア約束の舟」あらすじ……
・ある夜、ノアは恐ろしい夢を見た。それは堕落した人間たちを一掃するため、地上を大洪水が飲み込むというものだった。これを神の啓示と悟ったノアは、妻と三人の息子たち、それに変蛮に襲われ負傷しているところをノアに助けられ養女となったイラと共に、人間以外の生き物たちを守る箱舟の建設を開始する。やがて舟の完成が近づくと、どこからともなく現れた生き物たちが次々と舟に乗り込んでくる。そんな中、かつてノアの父を殺した宿敵トバル・カインが、舟を奪うべく群衆を率いて現れるが……
◎旧約聖書版あらすじ
[エピソード1]=「神と交わした約束」
創世記 6.1-22 洪水・さて、地上に人が増え始め、娘たちが生まれた。神の子らは、人の娘たちが美しいのを見て、おのおの選んだ者を妻にした。主は言われた。「わたしの霊は人の中に永久にとどまるべきではない。人は肉にすぎないのだから。」こうして、人の一生は百二十年となった。当時もその後も、地上にはネフィリムがいた。これは、神の子らが人の娘たちのところに入って産ませた者であり、大昔の名高い英雄たちであった。主は、地上に人の悪が増し、常に悪いことばかりを心に思い計らっているのを御覧になって、地上に人を造ったことを後悔し、心を痛められた。主は言われた。「わたしは人を創造したが、これを地上からぬぐい去ろう。人だけでなく、家畜も這うものも空の鳥も。わたしはこれらを造ったことを後悔する。」しかし、ノアは主の好意を得た。これはノアの物語である。その世代の中で、ノアは神に従う無垢な人であった。ノアは神と共に歩んだ。ノアには三人の息子、セム、ハム、ヤフェトが生まれた。この地は神の前に堕落し、不法に満ちていた。神は地を御覧になった。見よ、それは堕落し、すべて肉なる者はこの地で堕落の道を歩んでいた。神はノアに言われた。「すべて肉なるものを終わらせる時がわたしの前に来ている。彼らのゆえに不法が地に満ちている。見よ、わたしは地もろとも彼らを滅ぼす。あなたはゴフェルの木の箱舟を造りなさい。箱舟には小部屋を造り、内側にも外側にもタールを塗りなさい。次のようにしてそれを造りなさい。箱舟の長さを三百アンマ、幅を五十アンマ、高さを三十アンマにし、箱舟に明かり取りを造り、上から一アンマにして、それを仕上げなさい。箱舟の側面には戸口を造りなさい。また、一階と二階と三階を造りなさい。見よ、わたしは地上に洪水をもたらし、命の霊をもつ、すべて肉なるものを天の下から滅ぼす。地上のすべてのものは息絶える。わたしはあなたと契約を立てる。あなたは妻子や嫁たちと共に箱舟に入りなさい。また、すべて命あるもの、すべて肉なるものから、二つずつ箱舟に連れて入り、あなたと共に生き延びるようにしなさい。それらは、雄と雌でなければならない。それぞれの鳥、それぞれの家畜、それぞれの地を這うものが、二つずつあなたのところに来て、生き延びるようにしなさい。更に、食べられる物はすべてあなたのところに集め、あなたと彼らの食糧としなさい。」ノアは、すべて神が命じられたとおりに果たした。

その他のカテゴリー